2005年05月18日

言葉の行方

ネット上ではいろいろなスラングが生まれ、使われています。あるゲームで生まれたあるスラングが、ボクは大嫌いです。その言葉自体は、ボクにとってはとても身近な言葉です。それをスラングと呼ぶ事すら苦痛なほどに。その言葉は悪意ある誰かの手によって、歪んだ意味に転用されてしまいました。

最初はごく一部で使われていたそれは、やがてそのネットワークゲームでは半ば常識であるかのように誰もが使うようになってしまいました。ゲーム内すら超えて、blogでそれを目にする機会も増えてしまいました。一緒に遊んで頂いていた方達には気をつけてもらっていたけれど、結果としてボクはその世界から距離を置く事を選びました。

理解して下さい。そこにあるのは怒りではなく痛みです。MoEでも何度かそれと直面する事になりました。その度に、心臓をわしづかみにされ、目の前が真っ暗になるような感覚を覚えます。大げさに思えるかもしれませんが、ボクにとってはそれくらいの大事なのです。

少し前に、MoEで生まれたらしいあるスラングを耳にしました。その由来を聞いて、とても嫌な気持ちになりました。ボクとは直接関わる事ではないけれど、もしも該当する人がそれを聞いたらとても悲しくなるような言葉でした。由来はともかく、悪い意味では使ってないからとその方は言いました。でも、そんな酷い由来を持つ言葉を、当たり前のように使えてしまうことこそ恐ろしいとボクは思います。それはとても歪で、異常な世界です。

ボクが去る事を選ばざるを得なかったのは、そんな世界でした。

この楽しい気持ちが失われないように

昨日は久しぶりに、酒場暮らしの皆さんとタルタロッサパレスに遊びに行きました。トレインに巻き込まれて全滅しかけたり、それを何とか切り抜けたり、それだけでとても楽しかったのです。

どうかこの楽しさが失われませんように。
posted by Midorico at 14:55 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記