
幸い彼らとの友情にヒビは入っていなかったのだけれど、念のためタルタロッサを少し倒しておこうとタルタロッサパレスまで足を延ばしました。
時間は夕刻にさしかかる頃。オレンジ色に染まる景色はいつもより壮麗に見えて、自然と足が止まります。かつて何度も通った場所ですけれど、この光景に気づいたのはこれが初めて。何だか得した気分です。

「パレスって空見えたっけ?」
…そう言われるとどうだったろうと気になって、上を見上げながら歩き回って見つけました。小さく空いた亀裂からうっすらと光が差し込みます。
ずっと上を見ていたので、ふと視線を戻した際にタイフーンが横に立って居た時はどうしようかと思いましたけれど(。。